やっほーの詐欺プレ企画撲滅ぶろぐ

詐欺プレゼント企画を暴く。Twitter@yahhowatashida

詐欺師がフォロワー集めをする理由

どうもやっほーです。

 

今回は何故、詐欺師が札束画像を載せてプレ企画でフォロー&RTを条件にするかを解説していきます。

 

みなさんアフィリエイト収入ってご存知でしょうか?ネット広告の広告料を収入にできるシステムです。既に言葉だけ知っている方はまとめサイトなどの"アフィカス"という言葉でイメージが悪いかもしれませんが、簡単に例をあげるとYouTuberとかもそのシステムで収入を得てる一応合法的なシステムです。

 

どういうシステムかというと、YouTubeなどの動画を強制的に流す広告では流れただけで1件いくらという収入があります。要は宣伝費ですね。無料アプリで強制的に動画を見せられること、ありますよね?あれは無料のアプリを無料で提供することを維持するため、開発費を動画広告で得るために流しています。YouTubeの有名人なんかはそれ以外にも有料で頼まれて動画内で案件紹介したりもしてますよね。

 

アフィリエイト収入っていうのは動画だけではなく、サイトやアプリに1件登録いくらっていうのがあります。本末転倒な話なんですが、上記に書いた無料アプリに人が集まれば集まるほど動画広告で収入が黒字になるので、その無料アプリにお客を集めるために広告を出すこともあります。広告を見せるために広告を出す……もはや意味不明ですがそういう世界でもあるんですね。はい。

 

その他にも

・月額の有料アプリ、有料サイト、課金制のゲームなど、ゆくゆくは課金で元を取れるから紹介料として広告料を出すもの。

Amazonなどの商品紹介をして買い物をしてもらえると売上の対価として売上の数%を広告料として出すもの。

・クレジットカードで年会費や利息を取れるので紹介からクレジットカードを発行した時点で広告料を出すもの。

・よくわからない高額詐欺商材を売りつける鴨を探すために登録一件につき広告料を出すもの。

・詐欺バイナリーサイトで騙す為の鴨が入金すると対価として広告料を出すもの。

・アダルトサイトやサクラ出会い系サイト…女の子限定でサイト上でお客さんとメールしてポイントを消費させてくれたら一件につきいくらの広告料あげますねっていうシステムなんかもあります。女の子に身分証を貸りて男がやっていたりするパターンもあるそうです。

 

パターンがありすぎて書ききれませんが、こういった感じでホワイトからグレーな案件まで色々あり、グレーになればなるほど高額報酬があります。

 

それらは実は全て個人でも登録して宣伝することができます。アフィリエイト仲介業者というのがいて、それに登録すれば好きな案件を選んで紹介でき、件数を多く取れれば良い広告、高額報酬の広告をどんどん回してもらえるわけですね。YouTubeもいわば仲介業者です。配信者が広告を頼まれている案件もありますが、流れる広告は企業がYouTubeに広告料を支払って頼んでおり、YouTuberなどの配信者は再生回数によってその一部を成果報酬として受け取ってるわけです。

 

詐欺師はそれを悪用して収入を得るために自分のツイッターアカウントを有名にしたいんですね。プレゼント企画の当選DMで「条件はフォロー&RTのみ」と言ったはずなのにサイトやアプリ登録を促された!というのを見たことや経験された人はいませんか?あれはアフィリエイトの広告料を得るために登録をさせてるんで、あなた以外の騙せそうなたくさんの人にも当選通知を送って登録させています。もちろん商品やお金をもらえることはありません。あなたが登録したら同じ人は報酬にならないのでまた新しい鴨を探すためにプレ企画を開催し続けます。

 

他にも高額の詐欺商材を売りつける、勝てない高額のFXツール販売をする、詐欺バイナリーに入金させる……いろんな手口がありますが全ては広告料を得るためにやっているんです。だからRTするだけなら悪ではないと思っている人も知らず知らずのうちに詐欺の拡散に加担しているんですね。

 

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はい。ここからが本題になりますが、私は商材やFXツールを先ほど「グレーな案件」と表現しました。それは何故か。案件自体は法律的には違法とならない広告も多いからです。例えば価値のない商材でも売ってる本人が価値があると思ってその値段をつけていれば詐欺にはなりません。例えばゴミみたいなミュージシャンがゴミみたいな曲を作って配信サービスで1曲3万円で販売したとします。それが違法かって言われると…「好きにすれば?」ってなるのと同じで、そこに悪意があるかどうかは本人にしかわからないので取り締まりが難しいラインなんですね。

 

では何故、嘘のプレ企画を詐欺と呼ぶのか。それについては違法(ブラック)だからです。現実世界に例えればとてもわかりやすいと思います。

 

例えばスーパーやホームセンターのチラシはみんな見たことがありますよね?抽選に参加した後にそれを見せつけられて「おめでとう!100万円当選です!受け取り条件としてこのチラシの100円のティッシュを買ってください」と言って購入させた後に振り込みがされない。これは完全に詐欺ですよね?虚偽の対価を見せて金銭的な損害や、お金が発生していなくても何かしらの損失を負わせることは詐欺罪や債務不履行にあたります。(ケースにもよりますが)

 

詐欺プレ企画がやっているのはこれと同じことで、虚偽の企画を拡散して広告収入を悪用している手口なのです。そもそも広告というものは見て気に入った人が登録したり購入するというシステムであり、もう一度言いますが虚偽の対価をちらつかせて登録させたり購入させるというのは規約に反している上に、嘘をついて登録させているわけですからまさに違法なんですよね。

 

でも仲介料で成り立っている仲介業者にとっては詐欺師は稼いでくれる上客なわけですから見過ごしていることも多く、広告を作った人の意思に反した広まり方をしていることも多いのです。

 

長くなりましたので今日はここまで。次回は"対価を求めてないプレ企画は詐欺じゃなくない?"って疑問を持ってしまった方に向けて解説していきますね。